夜中に温かいものが飲みたくなって、コーヒーや紅茶でカフェイン摂りたくないし…と冷蔵庫をガサガサしてたら、
2年前に賞味期限が切れた緑茶(知覧の深蒸し茶)が出てきた。
「これを焙じ茶にしたら、カフェインも減らせるはず」と思って、シェラカップとアルコールストーブで焙じることにした。
どうせ賞味期限が切れてて失敗も何も怖くない状況なので、
こんな時こそちゃんと調べたら負けな気がして、ノリと勢いだけで10gを焙じてみる。
チタン製のシェラカップは熱伝導率が低く、つまり火に当たってるところだけ熱くなる。
後から調べたらプロは土瓶みたいな比熱の大きなもので焙じるらしい。
火にかけて10秒ほどで葉っぱが茶色く変色し始め、そのまま左右に揺すりながら10秒、小さくポンっと音がして一気に黒くなった。
絶対に焦がした…と思ったけど、いちおう飲んでみる。
結論、激うま。
びっくりするほどちゃんと焙じ茶。というか市販の焙じ茶よりうまい。
緑茶の爽やかさが残りつつ、焙じ茶っぽい甘さと絶妙なバランス。
これも後から調べたんだけど、本当は番茶や茎茶のほうが良いらしい。
でも、まだ賞味期限切れの知覧茶が90g残ってるので、もうしばらくはこれで条件を変えて色々試す。
焙じるのに1分もかからないので、手軽に試せて非常に面白い。
副作用として、部屋がものすごく焙じ茶の匂いになる。
一晩経ってもまだ焙じ茶の匂いがしてた。
ある種、消臭剤的な効果もありそうなので、来客の前に焙じると良さそう。

