macOS Tahoe 26にアップデートしたら、Space Pilot Proが動かなくなった。
Autodesk Fusionを3Dマウスなしで作業するのは想像以上に辛い。
グリグリと直感的に視点を動かすのに慣れすぎてしまった。
Space Pilot Proを買った経緯
Space Pilot Proは5年前に中古で3万円ぐらいで買った。
当時は3Dマウス自体触ったこともなくて、何が必要かもわかってなかったので、とりあえず全部入りを選んだ。
Space Pilot Proは定価なら10万円近いハイエンド機種。
LCDディスプレイ付き、追加ショートカットキー多数という豪華仕様。
結果、3Dマウスはとても便利とわかった。
ただ、5年間使ってわかったのは、「3Dマウス機能しか使わない」ってこと。
LCDディスプレイ?見てない。
追加のショートカットキー?配置も覚えてない。
真ん中の3Dマウス部分をグリグリ動かしてるだけで、周辺の豪華機能は完全に死蔵。
高機能モデルを選んだことで、「3Dマウスだけあれば十分」という実使用データが蓄積された。
3万円で5年間使えたなら、十分な投資だったと思う。
Tahoeでの動作不良と公式の回答
macOS Tahoeにアップデートしたら、3DxWareドライバ10.8.11でも動かなくなった。
公式フォーラムで質問してみたところ、
That is the expected behaviour with the SpacePilot Pro being a discontinued device.
The SpacePilot Pro hasn't been tested after the release of 3DxWare 10.6.4 for macOS.
We recommend upgrading to a new SpaceMouse.
要するに、Space Pilot Proはオワコンで10.6.4以降はテストもしてないから買い替えてくれ、と。
まぁ、2009年発売の16年前の製品のサポートを切るのはしょうがない、と思う。
次の選択:SpaceMouse Wireless
次はSpaceMouse Wirelessを買おうと思ってる。
理由は明確で、
- 3Dマウス機能だけで十分とわかった
- LCD、追加ショートカットキーは不要
- ワイヤレスの方が取り回しが良い
- 価格も抑えられる
公式フォーラムではSpaceMouseでもTahoeで動かなくて困ってる人がいるんだけど、原因はまだわかってないみたいだし、最新ドライバだったら動くっぽいから、ちょっと賭け。
道具選びの学習プロセス
3Dマウスなしでは作業できない体になってしまったことは、良いことなのか悪いことなのか、よくわからないけど。
未知の道具への初回投資は、リスクヘッジとして高機能品を選んで、使いこなせなかったときの後悔より、可能性を担保しておく方が精神的に楽。
そして実使用データから2回目以降は必要機能に集中してコストを最適化。
結局、この流れがトータルで一番損しないと経験則でわかった。

