気落ちした状態で年末を迎えたけど、それはそれ、今年を総括しよう。
最高益を達成
仕事の話から。
今年の後半はめちゃくちゃ忙しく、独立以来の最高益を達成した。
2023年度、2024年度はインプットを重視した分、売上は低迷していたので、その反動もあってよりアウトプットが多かった年だったと感じる。
正直、自身のキャパシティを軽く超えていたので、これをずっと持続はできないし、最高益になったからこそ「数字は数字でしかない」とも感じた。
経営者として数字にこだわるのは大事だと思うけれど、やはり「誰と仕事をするか」「どう仕事するか」の大切さが改めて浮き彫りになった。
少なくとも来年3月までは忙しい状態が続くので、健康を崩さないようになんとか乗り切り、かつ、持続可能な状態を構築する工夫を考えたい。
内訳としては、AI導入系の案件がとても多かった。
以前にも"AIが普及した2025年"の観点を書いたことがあったけど、
実際にAI絡みの案件を請け負って感じるところはもう少しあるので、日を改めて書き改めたい。
精神的な支柱を失った
まだ気持ちの整理がついてなく、その状態で文章にするのはとても嫌だけど、
整理がついたらついたで書かなくなるだろうし、事実として、今もっとも感情の大きい部分を占めている事柄なので、書いておく。
弊社の日本オフィスで4年近く働いてもらった総務スタッフが今月末で退職した。
初期に色々な試行錯誤をして、「納期のある仕事がストレス」と自他ともに理解されてからは納期のないタスクは全て公私に渡ってお願いしていたこともあり、気づけば頼りきりの存在になっていた。
退職のきっかけはよくわからない。退職願をもらってからじっくりと1on1もしたけれど、本当のことは本人以外にわからないものだ。
そんな本人の言葉を借りれば「感情労働に疲れた」と言うことで、そうさせてしまっていたことを非常に申し訳なく思うし、すれ違う要因も思い当たらないこともない。
3ヶ月ほど前のある日、「私は(この会社、または俺に)無関心です、好きの反対の"無関心"です」と呟いたのを聞いて「この人は弊社にいない方が良いんだろうな…」とうっすら思い始めていた。
3年以上の月日が経って、当初の期待以上に様々なタスクをこなせるようになったからこそ、次のステップを考えたときに無関心なまま何かをしてもらうのが想像できなかったからだ。
この思いはおくびにも出さないでおこうと思っていたが、やはりどこかで気づかれていたんだと思う。
なので、理屈としては彼女にとっても弊社にとっても合理的な解決になった。
彼女は退職願を出す前から新しい職場も見つけていたし、弊社も新しいスタッフをすぐ見つけることができた。
…でも、感情としてはやっぱり悲しい。
人付き合いにはいつも全力なので、やり直したいことや後悔はないけれど、この悲しさはどうやって整理したもんだろうか、と思いながら大晦日を過ごしている。
忙しい時ほど筋トレ
メンタル的には良い年ではなかった。では、フィジカルは?
引っ越しで馴染みのジムが遠くなったことを言い訳に4ヶ月ほど筋トレ習慣が途絶えていた。
一念発起して、春ごろから隔日で1時間ずつきっちりと時間をとって通い直した。
4ヶ月のブランクを取り戻すのには8ヶ月かかった。
実にもったいないことをしたけれど、それでも、取り戻しておいて良かった。
前述の多忙期をなんとか踏ん張れたのは身体がついてきてくれたことが大きい。
忙しい時ほど、身体を作るのにちゃんと時間を割くことが重要と認識した。
ただし、筋トレでも胃は鍛えられない。
何年ぶりだろうか、久しぶりに胃薬を常用した。
今も胃が痛い。そして、胃薬も切らしている…
液タブを買った
気落ちする自分へのクリスマスプレゼントに液タブを買ってみた。
絵心は全くない。にもかかわらず、クリスタの買い切り版も奮発し、ガイドブックも買った。
届いて1週間、設定の多さに辟易しつつ、手書きメモ帳の代わりとして使い始めた。
ゆくゆくは絵も描いてみたい。
絵が上手に描ける日はおそらく来ないだろうけど、それでも良いから「絵を描く」という自己表現に挑戦したくなった。
こんなことでコミュニケーション下手が直るわけでもないけれど、何かをしないと居られなくて。
まとめ
天涯孤独になって2回目の年越し、黙々と床掃除をしながら、2025年を振り返った。
良いこともあったし、悪いこともあったし、差し引き±0かなぁ、という感じ。
でも、昔だったら悪いことに目をつぶって無理矢理にでも「良い年だった!」と言いそうなところ、
ちゃんと「悪いこともあったなぁ」と受け止めている自分に少し成長を感じる。
来年はどうなるんだろうか、気落ちしているからか、ちょっとでも良いことがあれば、すごく良い年になるような気がする。

