誤発注
今まで持ってたノーブランド品の分配器が1080pまでで、Amazonタイムセールの勢いでLEVINの4K対応HDMI分配器を買ったら、KanaaN製もカートに入れてたことに気づかず、2個届いてしまった。
AmazonではKanaaN製が一番人気だけど、せっかくなので比較レポート。
検証項目
サイズ(電源を含む)
家庭で使う想定なので、なるべく小さい方が嬉しい。
さらに、HDMIバスパワーで安定して動くなら100点。
バスパワーで動かない場合はACアダプタがなるべく小さいもの。
できれば挿す向きも利便性を考えられてると良い。
HDCP
コピープロテクトに対応しているか、分配した後の信号がどうなるか。
正直、分配後はプロテクトを外してくれる仕様がありがたい。
MacBookProからの出力をAVerMedia AVT-C878でキャプれるかでチェックした。
MacBookProからそのままだとこんな画面になる。
対応信号
4K対応を謳うからには3840×2160が入るとして、インターレースや60Hzにも対応するか。
4096×2160を受け付けるかも調べたいが、信号源がないので、とりあえず4K UHDまで検証。
2160p/30fpsが問題なければ及第点。
念のため、Max/MSPでfpsを調べるツールを作って、フレーム遅延も調べてみた。
ノーブランド(比較対象; 1080pまで)
秋葉原で1,980円で売ってたのを適当に買ったやつ。
Amazonでも同等品が一応買えるみたい。
バスパワーでは動かないが、ACアダプタもそれほど大きくなく、5V/0.2Aで標準的な2.1mmジャック。
WiiUを持ち寄ったゲーム大会でも一日中酷使したりしても熱を持つこともなくノートラブル。
HDCPも外れるようなので、引き続きNintendo Switchのキャプチャーに活躍してもらう予定。
KanaaN製
Amazonでは一番人気。
下記画像は1080pまでの商品。バリエーションで4K対応のものを選んで買った。
しかし、でかい。
しかも、ACアダプタが5V/1Aの1.7mmジャック。
1.7mmのアダプタは珍しいので使いまわせなくて非常に面倒。
分配後、HDCPは外れる。これで外れなかったらゴミ。
MacBookProのHDMI出力を分配させると、出力信号は先勝ちになることがわかった。
つまり、4KモニタとAVT-C878(入力は1080pまで)を挿す順番が早い方に合わせて絵を出す。
試しにTHETA Sの1080iを入力してみたが、そのままインターレースで分配した。
なぜか電源スイッチが付いているので、うっかりすると「正しく接続してるはずなのに信号が出ない」って言いそう。
そして、HDMIの挿し口が入力と出力、どちらも同じサイドについているのも減点ポイント。
LEVIN製
値段も大きさもKanaaNより良い。
これもバスパワーでは動かなかったが、アダプタは5V/0.2Aの2.1mmジャック。
ノーブランド品とそっくりそのままリプレイスできる。
分配後にHDCPは外れてるし、インターレースも問題なし。
3Dにも対応しているらしいけど、信号源がないので試せなかった。
若干、インジケータLEDが眩しすぎるのが玉にキズか。
総括
コスパから言ってLEVIN製で良いんじゃないでしょうか。
分配後に5フレーム以上遅延する製品もなかったし。
HDCPが外れない分配機にまだ当たったことがないのは運が良いだけか、いろいろ検証がんばった割に適当に買って問題ない気がする。