20年近く、朝食を食べない人間だったんだけど、メニューを固定化したらあっさり解決した。
食後に眠くなる問題
そもそも、なぜ朝食を食べなかったかというと、食べると眠くなる体質だと思い込んでいたから。
朝食を食べると午前中のパフォーマンスが落ちる(と思っていた)ので、朝食は食べたくなかった。
そんな話を後輩にしたところ「先輩、一回騙されたと思って血糖値のモニタリングしたほうがいいですよ」と言われ、
人から勧められたものは絶対にやることにしているので、FreeStyle Libreっていう血糖値センサーを買って試した。
(いつの間にか2になって高くなってる…1は5000円ぐらいで買えたんだけどな)
血糖値を2週間監視してわかったのは、一般的にも言われてる通り、空腹状態から食事を摂ると血糖値が急上昇して、その後に眠気が来るってこと。
そして、自分の場合は3時間ぐらいで血糖値が下がるので、夜寝てる間に血糖値が下がって、朝食で血糖値スパイク待ったなしになること。
特に、自分は米や煎餅に対して急激に反応するようで、"日本の朝食"らしい朝食をを食べるのが一番眠くなる。
この発見で「朝食を食べないのではなく、血糖値が急上昇しない朝食を設計すればいいんじゃないか」と思い始めた。
ちなみに「寝る前に糖分(プリンとかアイス)を摂取して、寝てる間も血糖値をキープする」というのも割と効果があるんだけど、
夜おやつについてはまだ習慣化には至ってない。
まずはコーヒー
大学生のころから、毎朝一杯のコーヒーは欠かしたことがないが、大人になってからは厳密さが増した。
TIMEMOREのコーヒースケールを使って、
- 豆を15g計量
- 85度のお湯で50cc注いでガスコントロール
- きっかり1分待ったら100cc追加
- 泡が底に着く直前でさらに120cc追加
このプロセスを毎日繰り返してると、15gの計量をオーバーシュートしたり、うまくお湯が落とせなかったりした時に「あれ?俺、疲れてるな」と気づく。
新しく買ってきた豆でもプロセスを変えないことで味の違いがわかりやすくなったので、厳密に淹れるようになってよりコーヒーを好きになった。
プロテインスムージーの開発
血糖値スパイク対策でいろいろ試した結果、プロテインスムージーに落ち着いた。
- 牛乳
- オートミール
- プロテイン(ヨーグルト味)
- バナナ
- 冷凍ミックスベリー
オートミールは低GIだから血糖値が急上昇しない。
食物繊維も多いから、便秘にもなりにくい。
バナナは適度な甘みととろみを出すので必須。
冷凍ミックスベリーはビタミン補給。
全部の材料をカップに入れてミキサーで15秒。
朝の寝ぼけてる頭でも作れる。
3年続けてわかったメリット
一番感じるメリットは、何も考えずに作れること。
コーヒーは完璧に手順が染み付いてるし、スムージーもミキサーにぶち込むだけだから、ほぼオートパイロット。
朝ごはんの献立を考えたり、買い出しをしたりという面倒からも解放された。
必要なものが決まってるから、コストコで冷凍ベリーの大袋を買って、バナナとオートミールとプロテインを補充するだけ。
在庫管理が楽。
コスパもいい、1食200円もかかってない。
習慣って体調不良になったタイミングで崩れることが多いと思うんだけど、このメニューだと流動食なので二日酔いや風邪を引いてても継続できる。
「今日は食欲ないから」とか「体調悪いから軽めに」って調整するより、システムとしての頑健性が高い。
デメリット
欠点は成人男性の推奨摂取カロリーから考えると、やっぱり、これじゃ少し足りない。
それと、たまたま自分は飽きないでずっと続けられてるけど、食にこだわりがある人だと継続できないかもしれない。
朝食で味のバリエーションとか新しい体験を求める人には向かない。
朝食に求めるのは"栄養補給"と"覚醒"って割り切れるかどうかが分かれ目。

