NOKTON classic 35mm F1.4の良さについて

5年前に買ったCOSINAのVoigtlander NOKTON classic 35mm F1.4
初めて覗いた時から衝撃だったけど、年を重ねるごとにどんどん良さが増してる。

Amazon.co.jp: フォクトレンダー VoightLander NOKTON Classic 35mm F1.4 E-mount 233065 : 家電&カメラ
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クラシックレンズの良さ

コスパ良く明るい単焦点レンズがもともと好きで、しかも人間の視野に近い35〜40mmぐらいが一番好きで、
つまり、カメラを構えるときはいつも「日々を見たまま記録したい」って思ってるんだけど、
ひょんなことからNOKTON classicを手に入れて、「見たまま」ってなんだっけ、と考えるようになった。

人間の視野は中心視野がめちゃくちゃ優秀で、逆に周辺視野はぼやぼやで色もよくわかっていないことが知られてる。
それを補うために眼球が高速に動き続けて、あちこちにピントを合わせてカチッとした景色を見たことにしているんだけど、
5年以上前はこのカチッとした絵をモダンなレンズで記録しようとしてた。
NOKTON classicはクラシックレンズなので、周辺減光もエグいし、収差もある。
だけど、それこそが実は眼球が瞬間に見ている景色に近いんじゃないか、と気づいて、こっちの方で日々を記録したくなった。

あえての撮って出し無加工。
もう、何を撮ってもエモくなる。
開放で暗いところも割と得意だし、絞れば意外とシュッとするし、
レンズ本体がそもそも260gほどなので、付けっぱなしにするのにうってつけ。

欠点もある

最短撮影距離が30cm、このボケ感だからこそ「あと5cm寄りたい…」ってことが結構ある。
そして、MFなので、走り回る子どもを速射とかはまず無理。
なにより最大の欠点は「何を撮ってもエモくなる」せいで、よくわかんない被写体の写真が量産される。
何気なくぶら下がってるキーホルダーとか、撮ってて最高に楽しいので。

スマホ全盛だからこそ

正直、今の時代、写真は全部iPhoneで良いんです。
絶対持ち歩いてるから撮り逃すこともないし、共有、編集、管理と撮った後のことを考えてもiPhoneの圧勝。
画質も進化しすぎ、iPhoneってたまに電話やSNSもできる高性能カメラだから。

だからこそ、MFで単焦点でカチッと撮れないレンズの存在と価値が高まってる。
じわじわピントを合わせて、どうでも良い被写体を撮る、そういう愉しみがこのレンズに詰まってる。

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