受賞報告
ヒーローズ・リーグ2025で、はっきんぐパパの「どっくんどっくん」がカサネタリウム賞をいただいた。
カサネタリウムさんはMaker Faireの常連出展者で、はっきんぐパパにとっては大先輩にあたる人なので、そんな方に評価いただけて、正直かなり嬉しい。
どっくんどっくん
「いのちのリズムを学ぶ絵本」と銘打って、はっきんぐパパで初めて作った知育絵本。
絵本に描かれた動物のハートマークにハート型の聴診器を当てると、その動物の心臓のリズムで有機ELが点滅するという仕組み。
ちょうど、自分がはっきんぐパパにジョインして間もない頃に制作を始めたもので、
きっかけは「わんちゃんもどっくんどっくんしてるの?」という子どもの一言だった。
自分の胸に手を当てながら、そう聞いてきたらしい。
命に興味を持った子どもに身の回りの生き物も一生懸命生きてることを伝えたい、ってタイミングで運良くコニカミノルタさんからフレキシブル有機EL照明「ヒカルカミ」を部品提供していただいて、
絵本に収められるぐらい薄い聴診器デバイスをつくることができた。
詳しい製作秘話はnote記事もどうぞ。
カサネタリウムさん
今回、カサネタリウム賞に選んでいただいたカサネタリウムさんご本人とは直接お話ししたことがない。
Maker Faire Tokyoで遠くから見てたぐらい。
というのも、イベント出展者あるあるだと思うんだけど、出展してると見て回る時間がない。
ましてや、人気ブースだと人だかりもできてるし、お互い出展してると尚のことお話する機会がない。
それでも、カサネタリウムさんのことは以前から勝手に憧れていて、
特に「みちびきライト」や「カサナビ」は子どもでもすぐに使えそうなぐらいわかりやすく、
「光の方向に進めばいい」「光った方に曲がればいい」ってメッセージの強さがとても好きだ。
インタラクション設計として、これはかなり難しいことで、機能を削ぎ落として本質だけを残すセンスが本当にすごい。
なので、今回、賞という形で「接点」をもらえたのは本当に嬉しい。
これから
ちょうど「どっくんどっくん」のWebアプリ版を開発し始めたところで賞をいただいたのでさらにモチベが上がった。
物理デバイスがなくても、スマホやタブレットで心拍のリズムを体験できるようにする予定。
紙の本と物理デバイスの良さはあれど、やはり多言語対応や屋外での体験となると難しいので、
Web化してより多くの子どもたちに届けたいな、と思ってる。
