3Dプリンタを持ってる人はわかると思うんだけど、FDMのフィラメントは日本の湿度で腐る。
ドライボックスに入れたり、加温乾燥し直したりしても、どうにも2年ぐらいで限界。
ただ捨てるのももったいないから、何か面白い消費方法はないかと思って、最近ハマったのがスマートフォン用無電源アンプ。
スマホ置くだけで「え!」ってなるぐらいには音が変わるので作ったことない人は一回試してみてほしい。
良い理由1: 大量にフィラメントを消費できる
ちまちまと小物を印刷しても全然無くならんのですわ。
ちょうどベッド全部使いたいぐらいの大きさになるし、印刷設定を変えるだけでまた音が変わるので消費量を調整できて良い。
良い理由2: 設計が楽しい
ThingiverseとかPrintablesで探しても出てくるんだけど、モノラル仕様だったり形が微妙だったりするので自分で設計した方が楽しい。
バスレフにしたり、反射面をギザギザにしたり、普段やらないモデリングなのでCADが楽しい。
3Dプリンタじゃないと難しいよね、ってエンクロージャを考えるのが特に楽しい。
良い理由3: スライサーやフィラメントの理解が深まる
特にInfill構造、普段はHoneycombかGyroidしか使わないけど、充填率をちょっと変えるだけで如実に音が変わる。
Archimedean Chordsとかいつ使うんだ?と思ってたけど、無電源アンプで真価を発揮するとは。
それからフィラメント、PLA、PETGを大量消費したくて始めたのに木質PLAの音が気になって新たに買いこんでしまい、本末転倒になった。
良い理由4: 人にあげるとそこそこ喜ばれる
作りすぎて置き場所に困ったので、無理やり人にプレゼントしまくってたら、意外と喜ばれる。
電源使わないし、シンプルにスマホスタンドとしても使えるのが良いらしい。
大きさの割に軽いし。
総括
「充電しながら使えるようにしたいな」「iPhoneってLRで音の出る位置違うんだな」「Pixelは音が硬いから、音を柔らかくする構造にしたいな」…まだまだ遊び足りない。