男の子を授かった

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誕生日は12月22日

ぜんぜん記事書いてなかったし、書きたいネタはいっぱいあるんだけど、
とりあえず、長男を授かったことだけはさっさと書いておこう。

予定日は12月24日

「2017年は12月10日で御用納めします、あらかじめご了承ください」と関係各位に伝えて、
予定日2週間前から妻の実家、兵庫県西脇市に合流。
妻は10月末に先に里帰りしていて、同時期に清澄白河から鎌倉に越していたもんだから、
ダンボールが箱のまま新居に鎮座したまま兵庫に移動することに。
要らない家具を粗大ゴミでなく燃えるゴミで出すために丸ノコ買ったり、
退去前の掃除をケルヒャーでビャーってやってたら警察呼ばれたりしたんだけど、その辺の話はまた後日。

居候生活は快適で、義妹に貸してもらったキングダムをひたすら読み漁る毎日。
12月20日の検診で「ぜんぜん出てくる気配ないね。年越しちゃうと大変だから26日までに陣痛なかったら帝王切開しましょう」と言われ、
それならば、と「ちょっと仙台で車買ってくる」と妻を残して仙台へ。

3576g

自分でもびっくりするぐらいコンビニ感覚で車を買って、
急ぐ理由もないからと深夜バスの大阪行きに乗ったところで「前駆陣痛きたかも」とメール。
「前駆陣痛」をググって、「本陣痛までは早くても1日」とあったので、
「まぁ、そろそろ兆しがあっても良いもんな」ぐらいの気持ちでバスの中で寝る。
5時ごろ、自然と目が覚めて「入院した」と言うメールを読む。
義父が大阪駅に迎えに来てくれて病院に直接向かう。
10時ごろ病室に到着してベッドの上で唸る妻と合流。
ひたすら尾てい骨をさすって、産道が開くのを待つこと7時間。

3500gを超えるほど成長していたので、吸引分娩でも難しいかもしれないと言うことで、
小児科の先生が妻の腹の上にマウント取って押し出す役目を勤めてくれることに。
俺はいきみに合わせて妻の上体を起こす仕事。
時間にして15分、2いきみでスポンと長男誕生。

22日17:56、3576g。

血だらけの長男を見ながら、あえて2人でバラバラに考えていた名前を「せーの」で言い合う。
「悠」「悠人」
「うーん、この顔は悠だね、なんとなく」
5分で名前が決まる。

「悠」が良いかなと考えていた理由は3つあって、
一つは小学生のころ、ちょっとした占いブームがあった時に「あなたは本当は悠と言う名前だともっと成功する」と言われたことを地味に覚え続けていたこと。

もう一つは大学時代に同名の先輩がいて、チャラい見た目とは裏腹に、必修でもない単位のレポートですら徹夜で図書室にこもるような先輩で、
自分も真似てみたら、「勉強ってこんなに面白いのか」って気づいた。
今でも覚えてる、『霊長類に利き手があるのはなぜか』ってレポートだった。
必要性が明らかじゃないことを頑張れるってすごいし、強いなぁとその時から意識するようになった。

もう一つは、去年の夏、ノルウェーのフィヨルドで仕事した時に、
渓谷の雄大さにただ圧倒されて、それは大きさだけでなく悠久の時間を感じさせる景観で、
自分のスケールがどれほど小さいかを思い知らされるような体験だったんだけど、
同時に「悠久」ってとても日本語的な言葉で良いなぁと感じた。
そして、「ゆう」は"You"なので、英語でも通りが良さそうだと。

悠へ

まだ4ヶ月の君は首もグラグラで、
この文章が読めるようになるまではあと何年もかかるだろうけど、
2018年の12月22日の夜、兵庫県西脇市から見上げた夜空はオリオン座がとても綺麗で、
一緒に見ていた雅春おじいちゃんが「こんなに幸せなことはない、って思うだろ?」と、
そして、直行おじいちゃんは「子育てって、せいぜい10年なんだよ。10歳になったら、一緒に遊ぼうって言っても付いてきてくれなくなる」って教えてくれた。
だから、少なくともこれから10年は君を中心に生きるし、それがこの上ない幸せだ、と心の底から思うよ。
母さんは悠が生まれて急激に「母さん」になって、父さんより大変そうだけど、たぶん父さんより幸せを感じてる。
2人とも、悠を中心に生きて見えてくる世界があるってわかるから、大変だけど楽しみなんだ。

悠に見せたい景色がたくさんある。
会わせたい人もたくさん居る。
一緒に遊びたいこともたくさんある。

早く大きくなれよー。

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