ダヴィンチ 1.0 Pro 3in1を買った(3. スキャン&レーザー刻印編)

購入編出力編から少し時間が経ってしまったけれど、3Dスキャンとレーザー刻印について。
ダヴィンチを買おうとしてる人が結構たくさん訪れてくださってるようなので、少しでもお役に立てば幸い。
結論から言うと、3Dスキャンもレーザー刻印も予想通り「無いよりマシ」程度だけど、機能以外の利点があるように思った。

スキャン機能


スキャンサイズは30mmx30mmx150mmが最大。
スキャン時はヒートベッドを一番上に上げた状態で下部の電動ろくろに載せる仕様のため、この制約は不可避。
3Dプリントと違って分割もできないため、3cm角のものというとかなり限られる。
身近にちょうど良いものがなかったので、スプラトゥーンのAmiiboで試してみた。

専用ソフトの「XYZScan」は機能が少ないだけにわかりやすく、
キャリブレーションも簡単。
Slit Laser Triangulationという、レーザー光を当てて、その反射具合をカメラで見る方式。
ダヴィンチ 1.0 Pro 3in1は200万画素のカメラを使って、1平方cmあたり2,140ポイントの密度でスキャンできるらしい。

結果がこちら。
下半身が全く取れてないものの、上半身はまぁまぁの精度。
これは原理上、凹面に弱いのと対象の表面素材に大きく依存するせいと思われる。
もう少しちゃんと取りたいならば、ホワイトのサフでも吹いてからやると良いかもしれないけれど、
そもそも修正を前提として概形を取るための機能だと捉えれば無処理の精度で良いかもしれない。

レーザー刻印機能

2万円ちょっとで買えるレーザーモジュール
出力は350mWなので、値段相応か。
写真を撮り忘れたけど、モジュールの交換は簡単で、
専用ソフト「XYZware Pro」の使い勝手も良くてJPGやTIFFなども簡単に読み込めた。
手元にレザック66という模様付きの紙があったので、これでテストして見る。
厚みは0.12mmなので、商品券ぐらいの厚さ。

かなり細い線も含む書体でどこまでいけるか試したところ、
ピタッと来るパラメーターを見つけるまで30分ぐらいかかった。
出力よりもスピードで合わせる方が良いこと、
線が綺麗なパラメーターだとベタがボロボロになることなど、やりながら学習。
おそらく0.12mm厚の紙は薄すぎたんだと思う。
ボール紙とか、木材だともっと簡単にできそう。
一方で、本機に吸排気する仕組みはないので、煙がたくさん出そうな素材は屋内ではやりたくないかな。
暇ができたら、革とかユニバーサル基板を試してみたいところ。

総括: バラバラに買うよりお得ではある

精度がイマイチなスキャンとカットのできないレーザーではあるけれど、
意外とそのレベルで良い場面も多い。
いきなり高価な3Dスキャナやレーザーカッターを買ってしまうより、なんちゃって「3Dスキャンもレーザー加工もできる」状態になってみて初めて気づくことが色々あって
「あぁ、自分は既製品の寸法を知りたいことの方が圧倒的に多いんだな」だとか「布を切りたいな」とか、
自分の要件定義をはっきりさせるためにダヴィンチ 1.0 Pro 3in1を買うのは非常に良い選択だと思った。
うまく説明できないんだけど、この要件定義ってFabスペースに通ってもできなくて、自分の所有物にしてやっと不満とか改善点が見えて来るんだよなぁ…

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