結局、仕事をしながら新年を迎えました。
それでは今年の抱負を。
こらえる
昨年、シャクティマットを買った。しかも、一番激しいやつ。
噂には聞いていたけど、まぁ、痛い。
痛すぎて1mmも動けない、動くともっと刺さる。
頭の中は「痛い痛い痛い、俺は何をやってるんだ、アホか」でいっぱいになる。
それでもじっと我慢してると、5分ほどで痛みが温かさに変わり、瞑想に近い状態になる。
ちょっとでも邪念が湧いたり、どこかに力を入れると「痛い痛い痛い」状態に戻ってしまうので、
ただただ20分のアラームがなるまで仰向けを続け、
終わると、ふっと呼吸が楽になって寝付きやすい状態になっている。
動けない状態を強いられたことで脱力と無我以外の選択肢が強制排除されてるんだと思う。
これに似たことが人生にもあるような気がして、
辛いときにしか見えないことや、あえて自分から辛いことを選択したからこそ得られるものがあって、それが少しずつ人生観に影響を与えるんじゃないだろうか。
「こらえる」ことが良いことかは議論の余地があれど、辛い環境にいることをマイナスだけだとは思わないようにしたい。
攻める
天涯孤独ながら、それ以外のことは結構持っていて、ある種の"無敵の人"になっている。
つまり、失敗を恐れる必要がない。全方位に攻めるだけ攻めたほうが得。
であれば、これは博打ですらない。やらなかったら、ただ自分が悪い。
もちろん、攻めると言っても攻撃的になるわけではない。
人との出会いや新しい領域に積極的になろう、ということ。
ちなみに、「人と話す時は下手に出たほうが楽」ということも昨年気づいた。
それまでは、どこか無意識に「自分を主張しよう」とか「良く思われよう」みたいなところがあった。マウントを取られそうになると、取り返そうとしたり。
「素手です、敵意も他意もございません」と最初に開示して、マウントも取られっぱなしにしたほうが得られるものが大きいので、
そういう肩の力を抜いた攻め方を意識していきたい。
弁えない
いつぞや、車で2時間のところへ唐突にキャンプに行きたくなって、しかし、受付が閉まるのもあと2時間ということがあった。
全く用意もしてなかったし、途中で食材を買うことを考えたら、絶対に間に合わない。
いつもならキャンプを諦めただろう、「昼過ぎまで寝ていた自分が悪い」とか言って。
なぜかその日は「行ってみよう、受付で頭を下げたら入れてくれるかもしれないし、ダメならダメでドライブしたと思って帰って来れば良い」と思えて、結果、無事にキャンプできたことがあった。
日が沈んでからの到着だったから設営も大変で、次の日に予定もあったから、何もできずただ寝袋で寝てきた、という感じだったんだけど、
この経験は非常に勇気をもらえたし、いつの間にか合理的に諦めることが上手になっていた自分を恥じた。
歳をとったことで、自分にできること/できないことを把握した気になってる。
それは良いことでもあるんだけれど、その可否がいつも正しい保証はない。
簡単にできたことができなくなったり、かと思えば意外とできたりすることがある。
「これは得意なんだ」と驕ったり、「これは苦手なんだ」と諦めたりすることを減らそう。
「やっぱりできなかった」を過度に恐れないこと、できなかったらできなかったなりに得られたものを大事にすること、それを心がけていこう。
まとめ
3つ書いたけど、全部同じことを言ってる気もするし、矛盾することを言ってる気もする。
耐えつつ、攻める。
攻めるけど、驕らない。
自分を信じつつ、信じない。
矛盾してるんだけど、矛盾しないよう筋を通す。
そんな人間味のある1年を過ごせたら良いなと思います。

